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「多様性」をキーワードに
「笑顔溢れる明るい豊かな社会の実現」をめざす取組み

株式会社アワーズ

業種(事業内容)

テーマパーク運営業

設立年月日

1977年9月9日

資本金

1億円

社員数

340人

本社所在地

松原市

ホームページ

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ダイバーシティ推進に取組む背景や歴史

統轄部総務課アシスタントセクションマネジャー
出口貴之さん

当社は、1977年に創業、1978年に和歌山県南紀白浜に海や陸の動物を集めたレジャー施設を開園しました。その翌年には遊園地エリアを導入し、サファリ、マリン、エンジョイという3本柱の今のテーマパークの原型が整い、1983年に現在の「アドベンチャーワールド」へ名称を変更しました。現在、大阪府内と和歌山県南紀白浜に事業所を持ち、テーマパークを運営しています。
そして、2015年に就任した現社長が、これまでグループコンセプトとして掲げていた「こころでときを創るSmileカンパニー」という言葉を改めて企業理念として再構築し活動を始めました。その理念を基本に、世代を超え、知恵を紡ぎ、手を取り合い、あらゆる生命の多様性・持続性に満ちた循環型社会を創り、100年先の未来へ向かって、Smileを贈り継いでいくために、2020年SDGs宣言を行い、その中のサスティナビリティ方針の一つに、「多様な働き方を推進する」旨を掲載しました。
また、LGBTQ+の取り組みとしては、コンプライアンス関係は総務課で対応していたのですが、ハラスメント対策などに本腰を入れることとなり、2018年12月コンプライアンス室を設立し、その一環でLGBTQ+に取り組み始め、2019年全社員が参加する「キックオフサミット」でトップメッセージとして「だれもが自由に生き方を選択できる多様性溢れる豊かな社会をめざすこと」、LGBTQ+への取り組みを宣言しました。
今後いかにダイバーシティ推進に取り組んでいくべきか、誰もが働きやすい職場はどういうものなのか、LGBTQ+に具体的にどう取り組むか等、当社の方向性を模索しながら現在に至るまで、様々な取り組みを行ってきました。今後も「多様性」をキーワードに、社員・ゲスト・社会のsmileのために「笑顔溢れる明るい豊かな社会の実現」をめざして取り組んでいきます。

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ダイバーシティ推進の具体的な取り組み内容

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【LGBTQ-ALLYサークル『Rainbow ALLY』の発足】

2020年ジョブレインボーの仕事博に参加し、LGBTQ+人材の採用活動を行い、関わる中で、LGBTQ+に関する活動をしたいという意見がでたことから、2021年LGBTQ-ALLYサークル『Rainbow ALLY』を発足しました。
当社は、仕事も人生も、仲間と共に充実したときを送ってほしいという思いで、公式サークル活動認定制度を設けています。現在LGBTQ-ALLYサークル含め、19サークル約300 人の社員が活動をしています。LGBTQ-ALLYサークル『Rainbow ALLY』の発足時は5人だったサークル員数が、様々な活動を経て現在は15人と増加しました。活動内容は、社内SNSを通じて全社員に随時発信をしています。

≪活動内容≫
・定例会開催(月2回) 
 新情報の共有や、レインボーイベント出展準備など

・レインボーイベントでの出展ブース運営 (和歌山、大阪、奈良、京都など各地で参加)
 当社のLGBTQ+の活動の広報とイベント時のみのグッズ販売を実施

・プライド月間※(6月)でのイベント開催
 社員食堂でLGBTQ+関連の映画観賞会、当事者と話をする会、オフィス内に啓発コーナー設置
 ※LGBTQ+の権利を啓発するための活動が行われる期間

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【研修】

新入社員・リーダー・管理職に、ハラスメントおよびLGBTQ+に関する研修を行っています。基礎知識だけでなく、LGBTQ+に関する映画鑑賞後に話し合いをし、新たな気付きや発見を生む研修を実施しています。また、相談される立場にある社員に対し、相談者対応研修を実施し、外部専門家からケーススタディを通して学んでいます。研修後の意見では、「知らなかった」「理解が深まった」など前向きな意見が多く、社内のLGBTQ+への理解は年々促進されています。

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【LGBTQ+に関する規定・制度の導入】

当社では、LGBTQ+に関する様々な規定・制度を導入しています。

■2021年ハラスメント規定内に、性的指向や性自認に関する文言を追加
朝礼や研修で全社員に周知しました。

■2022年同性パートナーシップシップ規程を制定
自治体によってはパートナーシップ制度が未導入のところもあるため、Famiee(ファミー)というスマートフォンアプリの民間発行証明書を認め、証明書提出のみで同性カップルを婚姻と相当の関係と公認する「同性パートナーシップ規程」を制定しました。
同性パートナーシップ規定で認定を受けた場合、就業規則及びその他各種規定(育児休業・介護休業等)で適用し、「家族」として、社内イベントの参加や、配偶者優遇、オンラインカウンセリングサービス(マイシェルパ)などを受けることができます。

■2023年身だしなみ規定のジェンダー別を撤廃
男女別で定められていた身だしなみ規定(髪の毛、爪、服装等)を、全社員対象として統一しました。

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ダイバーシティ推進の取組における成功談

多様性を尊重し、思いやりと笑顔で、ゲストにも多くの笑顔を届けたい

当社のLGBTQ+の取り組みが評価され、「PRIDE指標2022、2023」において最高位となる「ゴールド」を受賞しました。受賞したことによって、社内外に広く、当社のLGBTQ+の取り組みを知っていただく良い機会となりました。社内では、当社が多様性を尊重すると宣言している上で、実際に取り組み、それが外部から表彰・称賛されるということで、モチベーションの向上に繋がりました。そして、社員が多様性を認識し、尊重することによって、相手を思いやる気持ちが益々大きくなってきていると感じています。社員が多様性を尊重し、思いやりと笑顔でアドベンチャーワールドを運営することで、ゲストにも多くの笑顔を届けられればと思っています。

 企業担当者の声

統轄部ゼネラルマネジャー
コンプライアンス室室長
米地令旨さん

「だれもが自由に生き方を選択できる多様性溢れる豊かな社会をめざして」

多様性への取り組みはこれで完璧というものはないと思っていますので、社会の変化と共に、当社も進化していきたいと思っています。そして、LGBTQ+についての活動は、現時点ではサークルメンバーがメインとなっていますので、全社員を巻き込んだ活動となるよう、進めていきます。やがてサークルとしての活動がなくなり、誰もが当たり前のこととしてとらえて活動ができる日がくればと思っています。「誰もがキラボシ」(誰かが輝くのではなく、誰もが輝く)で、だれもが自由に生き方を選択できる多様性溢れる豊かな社会を今後もめざしてダイバーシティに取り組んでいきます。

※「PRIDE指標」…任意団体「work with Pride」が策定した企業・団体などにおけるLGBTQなどの性的マイノリティへの取り組みに関する評価指標

※記載の内容はインタビュー時点のものです。【公開月:2024年1月】